住宅型有料老人ホームの特徴、費用、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)との違い

有料老人ホームの1つ「住宅型有料老人ホーム」

  • 住宅型有料老人ホームってなに?
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とどう違うの?
  • 住宅型有料老人ホームに入る条件や費用は?

など、住宅型有料老人ホームについてまとめました。
ご質問や他に知りたいことがあればコメント欄にてお問合せください。

住宅型有料老人ホームとは

生活支援等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設です。
介護が必要となった場合、入居者自身の選択により、地域の訪問介護等の介護サービスを利用しながら当該有料老人ホームの居室での生活を継続することが可能です。

引用:有料老人ホームの類型(PDF)

住宅型有料老人ホームを簡単に説明すると、介護付き有料老人ホームの「介護サービスがついていない」高齢者向け施設のこと。

食事やお風呂などの生活支援サービス、レクリエーションやイベントが充実しています。

住宅型有料老人ホームの特徴

  • 60歳以上であれば入居可
  • 食事やお風呂などの生活支援あり
  • 介護はデイケアなど外部と契約して利用
  • レクリエーションやイベント、共用部が充実している
  • 近年、介護や医療サポートも行う施設が増えている

住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違い3つ

住宅型有料老人ホームと聞いて、サービス付き高齢者向け住宅とどう違うの?と疑問に思った人も多いと思います。

住宅型有料老人ホームとサ高住の違い(1)食事提供の有無

住宅型有料老人ホームは、介護付有料老人ホームとサービス内容が似ていて、食事やお風呂の提供があります。

サ高住のように自炊メインではないので、料理を作りたくない女性や男性高齢者にも優しい施設だといえます。

住宅型有料老人ホームとサ高住の違い(2)レクリエーションやイベントが充実している

住宅型有料老人ホームは、介護サービスがついていない有料老人ホーム。介護付有料老人ホームのようにレクリエーションやイベントが豊富で、趣味やイベントを通じて入居者同士も交流が生まれやすい環境です。

1人で入居しても寂しくないのがいいですね。

住宅型有料老人ホームとサ高住の違い(3)入居一時金がかかる

住宅型有料老人ホームは、有料老人ホームの料金体系と基本的に同じなので、入居一時金がかかります。
一方、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は高齢者向け賃貸住宅なので、入居一時金が不要。

施設によっては住宅型有料老人ホームでも入居一時金が無料の場合もあるので、詳しくは気になる施設に問合せてみてください。

住宅型有料老人ホームに入居できる条件

  • 60歳以上の高齢者
  • 自立可
  • 要支援・要介護者、認知症の受入れは施設による

*条件については各施設に確認

住宅型有料老人ホームに入居できない人

  • 60歳以下
  • 介護度が重い、認知症がひどい
  • 寝たきりなど重看護状態である

*条件については各施設に確認

住宅型有料老人ホーム:費用の内訳と目安

「住宅型」とあるのでサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に似た印象を受けますが、サービス内容や費用の考え方は介護付有料老人ホームと同じ。

入居時に一時金、入居後は月額利用料を支払います。介護は外部の事業所と契約し、利用した分の介護保険サービス費を支払うのが基本。

近年、パッケージ化された介護サービスを用意する住宅型有料老人ホームもあり、費用やサービス内容など施設によります。

住宅型有料老人ホーム:入居時にかかるお金

0円~1億円
*初期費用が掛からない住宅型有料老人ホームもあります。

住宅型有料老人ホームで毎月かかるお金(月額費用合計の目安)

要介護3、1割負担の場合で計算

項目 内訳 金額
月額利用料 家賃、管理費、食費など 10万円~40万円
(介護保険サービス費) デイケア、デイサービスなど利用した自己負担額の1~3割 実費、限度額まで使った場合(約27万円)
(日常生活費) 美容院や医療費、オムツ代、交通費など 実費
月額合計 月額利用料+基本サービス費 12万円程度~42万円程度

住宅型有料老人ホームや有料老人ホームの費用の違いはこちら

住宅型有料老人ホームのメリット

  • 自立でも60歳以上であれば入居できる
  • 食事を作る必要がない
  • レクリエーションやイベントなど入居者と交流できる

住宅型有料老人ホームのデメリット

  • 介護度や認知症の程度により退去させられる
  • 必要な介護サービスを外部と契約し支払う必要がある
  • 介護、看護職員の配置人数に基準がない
  • 食事やお風呂の時間が決まっている不自由さ

住宅型有料老人ホーム:まとめ

有料老人ホームの1つである「住宅型有料老人ホーム」

言葉だけみるとサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に近い印象ですが、サービスの中身を確認すると「介護付有料老人ホームの介護なしバージョン」でした。

近年は施設により線引きが曖昧になってきているので、詳しくは各施設、又は無料で使える老人ホーム紹介所にお問い合わせください。この記事へのコメントもお待ちしています(#^^#)

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